ベイスポに紹介されました

ベイスポ2014年7月25日号

ベイスポ2014年7月25日号「ベイエリアに暮らす」

サンフランシスコ・ベイエリアの日本語情報紙「ベイスポ」に記事が掲載されました。

下記のリンクからオンラインで読むことができます。

http://www.bayspo.com/cgi-bayspo/kurasu/kurasu.cgi?k=111&w=

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彩りよく食べよう

彩りよく食べよう  Sports J 1月18日号掲載

おせち料理はいろいろな色の食材がとなりあって並んで、しかも暗い色調の重箱に入っていると食品の色がいっそう際立っておいしそうに見えますね。食事はまず目から始まります。見た目おいしそう、からだによさそうなものを見て、食べたいなと思うとからだが食べ物の受け入れ準備をはじめ唾液や胃液の分泌がうながされるので当然消化吸収もよくなります。ある食品会社がご飯の食べすぎを防止するために青いふりかけを作ったそうです。カビのような青いふりかけのかかったご飯は確かにまずそうですね。

漢方では体内の重要な5つの臓器の働きを助けるにはそれぞれ対応する5つの色の食物をとることが好ましいとされています。肝は感情を司り、緑に対応するので、イライラなど感情に問題のある人は野菜などの緑の食べ物を多くとることをお勧めします。心は血を司り、赤に対応するので、顔色が悪く貧血気味の人はビーツ、トマト、チェリーなどの赤い食べ物。脾は消化を司り、黄色に対応するので、胃腸の弱い人はかぼちゃ、さつまいも、みかんなどの黄色やオレンジ色の食べ物。肺は呼吸を司り、白に対応するので、咳が治りにくい人はやまいも、大根、梨などの白い食べ物。腎は成長と老化を司り、黒に対応するので、発育の悪いこどもや、老化を防ぎたい人は黒豆、海苔、きくらげなどの黒い食べ物を積極的にとるようにするとよいでしょう。

だからといってひとつの色ばかり食べるのではなく、どの色もまんべんなく食べどの臓器もまんべんなく助けてやるのが健康によいばかりでなく、見て楽しくおいしい食事のコツですね。

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ガンを治す — 父の場合

ガンを治す — 父の場合 Sports J 11月16日号掲載

今回は漢方とはあまり関係ないのですが、日本につながりのある皆さんのお役に立てばと思い書かせていただきます。日本にいる80歳の父に食道ガンが見つかり、昨年末に抗がん剤と放射線療法をうけ、今年の春にはガンが消えたと喜んでいたのですが夏に再発。最初のガンは直径1.5 cm位のものが一つだけだったのに、再発時にはその倍くらいの大きさの塊2−3個に加えリンパ節転移もあり、担当医には代替医療でもなんでもやって下さいとさじを投げられてしまいました。自覚症状もなく元気なつもりでいる父に「治療してくれなければ飛び降りて死ぬ」といわれて困った母が近所の本屋さんでANK療法について書かれた本を見つけ、すぐに治療を始めたそうです。

ANK療法とはAmplified Natural Killer cellの略で私たち誰もが持っているナチュラルキラー細胞という“ガンの天敵”を体外で十から百倍に増やしてまた体に戻す方法です。雑草の生えた田んぼに農薬をまくのではなく合鴨を放つようなものです。米国NIHでも研究されましたがナチュラルキラー細胞の培養が難しく実用化されませんでした。しかし京都大学で十年ほど前ついに培養に成功し日本で実用化されました。体外で培養したナチュラルキラー細胞を体に戻すとき一時的に高熱、悪寒、吐き気などの副作用があるのと、保険がきかず高額(1クール4百万円)なのが難ですが、父の場合は治療開始直後から腫瘍マーカーの値が下がり始め、半クール終わった時の内視鏡検査では1 cmのガン1個に減っていました。ANK療法について知りたい方はこちらをご覧くださいwww.lymphocyte-bank.co.jp

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ノロウイルスと五苓散

ノロウイルスと五苓散 Sports J 12月21日号掲載

日本では今、ノロウイルスによる胃腸炎が大流行だそうです。お子さんを連れて日本に一時帰国を予定されている方にはぜひ五苓散(ゴレイサン)を常備されることをお勧めします。ひどい嘔吐と下痢で、尿量が減り、のどが渇くのにちょっとでも何か飲ませるとすぐ吐いてしまい薬を飲ませるのもままなりません。脱水の危険もあります。このウイルスはきっと二千年前の中国にも存在したのでしょう。漢の時代に書かれた中国医学の最高峰といわれる「傷寒雑病論」という教科書にこれにそっくりの症状が”水逆の嘔吐”として記載されています。飲んだものをすぐにそのままそっくり吐いてしまう、という意味です。水逆の嘔吐のある患者さんに五苓散を飲ませる時は煎じた液ではなく顆粒状のエキス剤を少量の水と片栗粉に溶かしてとろみをつけ、スプーンですくって一口づつ飲ませると吐かなくてすみます。5-10分待って吐かなかったらもう一口飲ませる、このようにして何口か飲ませるうちに多くの場合嘔吐が止まります。

五苓散はおもに水分の代謝異常による症状の改善に使われますが非常に応用範囲の広い漢方薬のひとつで、水逆の嘔吐以外にもさまざまな症状の改善に使われます。あまりに一見関係のなさそうな多様な症状に使用されて効果をあらわすので、2年前日本で”五苓散シンポジウム”なるものが開催されたほどです。これによると脳浮腫・硬膜下血腫・頭痛・みぞおちの痛み・嘔吐下痢・妊娠浮腫・透析に伴う諸症状(頭痛・吐き気・下肢の引き攣れ)・三叉神経痛などに有効例が多かったそうです。古人の知恵には敬服させられざるをえません。

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大病は一日にして成らず

大病は一日にして成らず Sports J10月19日号掲載

ローマは一日にして成らず”とは、偉大なことを成し遂げるには時間がかかるので日々の努力が大切であるということを言い表したことわざです。では病気はどうでしょう?”大病は一日にして成らず”ーーそうです。偉大な()病気になるにも日々の努力が必要なのです。まずはストレスをためることから始めましょう。漢方ではストレスのたまった状態やイライラした状態は気が思う方向に動かない、気が滞った状態、ととらえます。気は正常な体の中では物質を動かす、すなわち血の巡りをよくしたり、体液を正常な分布状態にしたりすることや、物質を変化させる、すなわち消化活動や新陳代謝をつかさどっています。ストレスやイライラを毎日地道にため込んでいると、気が滞り、そのため血の巡りが悪くなったり、消化や新陳代謝が低下してきます。気の滞りをそのままにしておくと血が滞るようになります。この状態を漢方では瘀血(おけつ)と呼びます。血が滞って一箇所に固まるようになると”塊”すなわち腫瘍のようなものを形成することがあります。それは現代医学で癌とよばれるものによく似ています。

このような大病を作らないためにはストレスを毎日地道にため込むような努力をしないことが重要なのはもうお分かりですね。いやなことや困ったことがあったら一人でため込まずに誰かに話してみましょう。大変な仕事があるときは終わった時のために何かあらかじめ自分にごほうびを用意しておくのもいいでしょう。気の流れをよくし滞りをなくすには鍼灸治療も効果的です。中国の鍼灸の教科書は”痛是不通、不痛是通(痛みが起こるのは気が通じていないため、痛くないのは気が通じているため)”と痛みの起こる理由を教えています。ですから体のどこかに痛みがあるときは気の滞りが瘀血まで進んでしまう前に鍼灸で治療してしまうのも一計です。また、”下工(下級の医者)は病気を治し、上工(上級の医者)は未病を治す”ともいわれます。20年先の癌をいま治すことは可能です。いつも自分自身の上工でありつづけたいものですね。

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風邪には早めの漢方薬をー漢方の常備薬

Sports J 9月21日号掲載

風邪のひきはじめでのどがちょっとかゆいだけ、あるいはちょっと寒気がするだけのときは桂枝湯。これは妊娠中の方の風邪のひきはじめにも適しています。早期発見・早期治療すれば翌日には「あれ、昨日風邪ひいたかなと思ったのは気のせいだったかな?」と思ってしまうくらいよくなってしまうこともあります。熱が上がってきたときや食欲がなくなってきたときは小柴胡湯。嘔吐や下痢があれば五苓散。鼻水とせきが出るようなら小青龍湯。などを用意しておくと便利です。

桂枝湯、小柴胡湯、五苓散はお互いを混ぜ合わせると別な用途にも使えるので重宝します。たとえば、桂枝湯と小柴胡湯を1対1で混ぜると、柴胡桂枝湯という別な方剤が出来上がり、風邪をひきおわった後なかなかすっきり治らないときや、心身症っぽい症状があるときにトランキライザーの代わりに使います。小柴胡湯と五苓散を混ぜ合わせると柴苓湯という方剤になり、風邪から始まった耳の炎症、下痢、嘔吐、むくみや、帯状疱疹のような赤くてじくじくした炎症に使います。

整形外科的な症状には芍薬甘草湯を用意しておくと、急なこむら返り、筋肉痛、腰痛、などの他、風邪以外の急な腹痛、下痢のときに役に立ちます。

漢方薬は効き始めるのに時間がかかる、と思い込んでいらっしゃる方も多いかもしれませんがここにあげた漢方薬は遅くとも2日以内に効果が現れるものばかりです。芍薬甘草湯などはこむら返りのおきたときにすぐ飲むとその場で痛みが和らぐことが多く重宝します。ちなみにこれは子供の夜泣きにも効くことがよくあります。お困りの方ぜひお試しください。

漢方薬をアメリカで買うには、Chinese herb storeに漢字で書いたメモを持っていくのがいちばん手っ取り早い方法です。オンラインのChinese herb storeで買うには方剤の中国語Pin Yin表記が必要な場合があります。賀川漢方クリニックウェブサイトの”漢方薬日本語ーPinYin対応表”を参考になさるのもよいでしょう。

でもやっぱりどれを飲んでいいかわからないとう方はお早めにご相談ください。メールでのご相談も受け付けております。ご利用ください。




漢方の常備薬 使用例


桂枝湯(けいしとう) 風邪のひき始め
小柴胡湯(しょうさいことう) 風邪で熱が上がってきたとき、風邪で食欲がない
五苓散(ごれいさん) 下痢嘔吐
小青龍湯(しょうせいりゅうとう) せきと鼻水
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) こむらがえり、筋肉痛、腰痛
小柴胡湯+五苓散 風邪から始まった耳の炎症、熱をもつじくじくした炎症
桂枝湯+小柴胡湯 長引く風邪、心身症

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ヒステリー球

Sports J 8/17号掲載

日本では猛暑の中、高校野球が始まりましたね。ヒステリー球とは野球の変化球の一種ではありません。のどに何かつっかえているようで、飲み込もうとしても飲み込めず、吐き出そうとしても吐き出せない、というのどの不快感があり、検査しても異常が見つからないもののことを言います。ストレスからくる不安や緊張が原因と考えられ、緊張すると悪化します。のどに何かが詰まったような感じがするので、のどに癌でもできているのではないかと考えて不安になるとよけい悪化します。そういう方は、「気のせいですから気にしないように」といわれるとますます不安になって悪化するので、きちんと検査をして癌ではないことが示されると、安心して症状が改善します。漢方では二千年前に書かれた金要略(きんきようりゃく)という教科書にこの症状が記載されており、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)という漢方薬が適用であるとされています。ヒステリー球でお悩みの方、あなた一人ではありません。二千年の昔から人類はこの症状に悩まされているのです。お医者さんにいって検査をしても何も異常が見つからなかったら、ぜひ半夏厚朴湯をお試しください。

半夏厚朴湯のほかにも不安や緊張などの精神的な症状に効く漢方はいくつかあります。いろいろな症状がすべてストレスから来ていると考えられる場合には、抑肝散(よくかんさん)や加味逍遥散(かみしょうようさん)、ささいなことに驚いていつもびくびくしてしまい、よく眠れない方には柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、赤ちゃんの夜泣きには芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、悪夢に悩まされている方には桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、ふだんはなんともないのに旅行に出かけたり緊張すると腹痛を伴う下痢が起こる場合には痛瀉要方(つうしゃようほう)などがあげられます。お医者さんに「気のせいですから気にしないように」といわれたけれどどうしたら気にしないようにできるのかわからないとお困りの方は一度漢方や針灸をお試しになってみてはいかがでしょうか。

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漢方のススメ

Sports J 7/20号掲載

ぐあいが悪くてお医者さんに行っていろいろ高価な検査をしてあちこち調べてもらったのにどこも異常がないから治せませんといわれた。そんな経験はありませんか?本人はぐあいが悪くて困っているのに検査結果はあなたは病気ではありませんという。こういうのを機能的愁訴といいます。日本のお医者さんの7割以上が治療に漢方を取り入れているのは、漢方が機能的愁訴に有効であるのを知っているからです。西洋医学ではある症状の原因がわかってはじめて治療することができるのですが、漢方では症状と脈証、腹証さえあればその西洋医学的原因がわからなくても治療を始めることができます。またせっかく原因がわかって治療を始めても西洋薬の副作用が強くて服用を続けられないという方にも漢方はおすすめです。

漢方ではからだ全体を治療します。ですから複数の症状が同時に治ってしまうことも少なくありません。たとえばある人が冷え性で頭痛もち、めまいもするし消化も遅い、脚もむくむ、としましょう。西洋医学では頭痛薬、めまいの薬、胃薬、むくみを取る利尿剤などを処方するかもしれません。漢方ではこの人のすべての症状は、陽(暖かさ、エネルギー)が不足しているために余分な水が頭、胃や脚にとどまっているためにおこっていると考え、陽を補い余分な水を追い出す漢方薬で治療します。

アメリカに住んでいても漢方の恩恵に浴することは可能です。漢方薬は煎じるのが面倒で家中臭くなる、と思い込んでいませんか?もちろん生薬を煎じて飲む古来の方法が一番効き目がいいのですが、服用に便利なパウダー、カプセルやピルという選択肢もあります。アメリカでは漢方薬は薬ではなくサプリメントとして扱われているので処方箋なしで買うことができます。しかし使い方を間違えるとよくならないばかりかかえって症状が悪化したり、新たな症状が出てきたりすることもありますので専門家の診断の下にお使いになることをおすすめします。

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痛くない針の話

Sports J6月15日号掲載

針を痛くなく刺すにはどうしたらいいのでしょう?痛みを感じるのは皮膚のごく表面だけなのでできるだけすばやく皮膚に挿入することで痛みを最小限に抑えることができます。昔の中国の鍼灸師たちはいかに正確にいかにすばやく針を挿入できるかを訓練し競ったといいます。たとえば水を張ったたらいにリンゴを浮かべ、水をこぼさないようにすばやくリンゴに針を刺す練習。腕を振り下ろす勢いを使って針を勢いよくしかも正確にツボに挿入する練習。実物大の銅でできた空洞の人形のツボに穴を開けておき、外側にロウを塗りかため中に水を満たし、正確なツボに針を刺したときだけ水が出てくるという実技試験。

正確さに訓練がもとめられるのは今でも変わりませんが、上記のような訓練をしなくても痛くなく針を刺すための強い味方が江戸時代に日本で発明されました。杉山和一という盲目の鍼灸師が針の修行中、なかなか上達しないため破門されてしまいました。失意のうちに江ノ島の弁天様におまいりした時、石につまづいて転んだ際脚に松葉がつき刺さりました。松葉のような柔らかいものがどうして脚の皮膚を突き通すことができたのか?その松葉は竹の筒の中から突き出ていたのです。これにヒントを得て杉山和一は、針を針よりちょっとだけ短い筒に入れ、筒に入った針を体の表面に置き、筒から少しだけ突き出している針の柄を指で軽くたたくことで痛くなく瞬時に針を皮膚に挿入する方法ー管鍼法ーを発明したのでした。現在では私を含め多くの鍼灸師がこの方法を使っています。

針灸についての講演会を礎の会(サウスベイジャパニーズコミュニティネットワーク)主催で7月21日午前10時半よりサンホゼ友愛会ビルディングにて行います。詳しくはwww.yuaikai.org/ishizueをご覧ください。

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揚げだし豆腐、鮭ホイル焼き、インゲンの揚げ物

TBSで放映していたJin-仁という、現代の脳外科医が江戸時代にタイムスリップするドラマをこちらのテレビジャパンで見ていたら、主人公の好物の揚げだし豆腐が食べたくなってしまいました。でも揚げだし豆腐だけではちょっとおかずが足りなかったので残り物の鮭ホイル焼きを足しました。

ご飯:麦ご飯、梅干、海苔

おかず:揚げだし豆腐、鮭ホイル焼き、インゲンの素揚げ

デザート:りんご

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アレルギー性鼻炎と漢方

Sports J3月16日号掲載

アレルギー性鼻炎と漢方

暖かくなってきていろいろな花が咲き始めましたね。外に出るのが楽しいはずのこの季節、アレルギー性鼻炎で苦しんでおられる方にとってはつらい季節ですね。せっかくの良い天気も美しく咲き乱れる花々も楽しむ気持ちになれないものです。

一口にアレルギー性鼻炎といっても、漢方ではおおまかに寒タイプと熱タイプに分けてして対処します。透明な鼻水がたくさん出て涙やくしゃみがよく出る方は寒タイプと考え、からだを温めて余分な水分を追い出す作用のある小青竜湯などの漢方薬を処方します。

漢方薬は効き目が出るのに時間がかかると思っていらっしゃる方も多いと思いますが、日本の漢方医、山本巌先生はお医者さん相手の漢方の講演会にこの漢方薬を持っていって、聴衆に「アレルギー性鼻炎の方はいらっしゃいますか?」とたずね、粉末の漢方薬をその場で飲んでもらい、くしゃみは5分、目が痒い、鼻水が出るなどの症状は15分くらいで止まるのを観察されたそうです。

逆に鼻が詰まる、鼻水が粘って黄色い、暑くなると悪化し、冷やすとよくなるという方は熱タイプと考え、少し冷やす作用のある葛根連湯などの漢方薬を処方します。

杉や草花の花粉は昔からあったのにどうしてアレルギー性鼻炎は近年になって急に増えてきたのでしょう?過剰な鼻水や涙などは漢方では過剰な水分すなわち「水毒」のしわざと考えます。水毒はからだを冷やしたり、甘いものを食べ過ぎたりすると発生します。昔はそう簡単に甘いものは手に入らなかったのでからだに「水毒」がたまりにくく、アレルギー症状が出にくかったのかもしれません。山本巌先生は、いくら漢方薬を飲んでも甘いものを食べていたら治りません。甘いものを食べたら誰でもなります。とおっしゃっていたそうです。ストレスがたまるとつい甘いものがほしくなりますが適量にとどめておくようにしたいものです。

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豚野菜炒め

ごはん:白米、押し麦、豆甘煮、のりごまふりかけ

おかず:豚肉、小松菜、赤ピーマン、しめじ

デザート:りんご

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鮭とブロッコリーしいたけ赤ピーマン

ごはん:玄米、白米、梅干、海苔ゴマふりかけ、豆甘煮

おかず:鮭バター焼き、ブロッコリー、赤ピーマン、しいたけをゆでたもののマヨネーズがけ

デザート:ブドウ

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鶏大根にら炒め

ごはん:玄米、白米、押し麦、梅干、黒豆、海苔

おかず:鶏をしょうゆと酒に漬け込み、大根、にらといっしょに炒めた

デザート:オレンジ

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牛しゃぶしゃぶとケールの醤油炒め

ごはん:玄米、白米、黒豆、海苔ゴマふりかけ、梅干、甘煮豆

おかず:牛しゃぶしゃぶおろし大根ドレッシングがけ、ケールの醤油炒め

デザート:りんご

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ティラピアソテー

ごはん:玄米、白米、梅干、黒豆、豆甘煮、海苔

おかず:ティラピアを生姜汁に浸した後小麦粉をつけてソテー、ブロッコリーと黄ピーマンのゆでもの

デザート:りんご

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鮭とインゲン

ごはん:白米、玄米、黒豆、のり、梅干、煮豆

おかず:鮭の砂糖醤油煮、いんげん、たまねぎ

デザート:ブドウ

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蒸し鶏のにんにく生姜ネギあんかけ小松菜胡麻和え添え

ごはん:白米、押し麦、えびふりかけ

おかず:蒸し鶏のにんにく生姜ネギあんかけ、小松菜の黒胡麻和え

デザート:洋ナシ

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豚野菜炒め

ごはん:白米、押し麦、海苔、おかかふりかけ、梅干

おかず:豚肉、アスパラガス、いんげん、しいたけ

デザート:バナナ

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さば弁当

ごはん:白米、押し麦、海苔、おかか、梅干

おかず:さばの生姜煮、いんげん

デザート:りんご

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鮭ホイル焼きとアスパラガスとしいたけの炒め物

ご飯:押し麦入りご飯、梅干、アサリの生姜煮、海苔おかかふりかけ

おかず:鮭ホイル焼き、アスパラガスとしいたけの炒めもの

デザート:りんご

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Sports J 掲載記事-お弁当のススメ

お弁当のススメ

のりべん、しゃけべん、おにぎり、のりまき、幕の内・・・・・いろんなお弁当がありますが、あなたの好きなお弁当は何でしょう?お昼はいつも何を召し上がっていらっしゃいますか?我が家では毎朝主人が朝ごはんを作ってくれている間に、私は家族4人分のお弁当を作ります。

お弁当作りについて母が教えてくれたことのひとつは、彩りよくすることです。実はそれは漢方の立場から見ても理にかなっています。いろいろな色の食べ物をいっしょに食べることは、見た目がよく食欲をそそるだけではありません。漢方では体内の重要な5つの臓器の働きを助けるにはそれぞれ対応する5つの色の食物をとることが好ましいとされています。肝は感情をつかさどり、緑に対応するので、イライラなど感情に問題のある人は野菜などの緑の食べ物を多くとることをお勧めします。心は血をつかさどり、赤に対応するので、顔色が悪く貧血気味の人はビーツ、トマト、チェリーなどの赤い食べ物。脾は消化をつかさどり、黄色に対応するので、胃腸の弱い人はかぼちゃ、さつまいも、みかんなどの黄色やオレンジ色の食べ物。肺は呼吸と気をつかさどり、白に対応するので、咳が治りにくい人はやまいも、大根、梨などの白い食べ物。腎は成長と老化をつかさどり、黒に対応するので、発育の悪いこどもや、老化を防ぎたい人は黒豆、海苔、きくらげなどの黒い食べ物を積極的にとるようにするとよいでしょう。

お弁当作りについてもうひとつ母が教えてくれたことはとなるべく10種類以上の食品を使うことです。一食あたり10種類の食品をとれば一日に30種類の食品が摂取できることになります。いろいろな種類のものを少しずつ食べると偏食を防げます。たとえば先週のお弁当のひとつを例に取ると、ご飯側は白米、玄米、押し麦、鮭フレーク、海苔、梅干、茶福豆、アサリの生姜煮がはいって9種の食品、おかず側は鶏肉、しいたけ、いんげんのうま煮で3種類、それにオレンジのデザートをあわせて13種類の食品が入っていることになります。やった!合格。ご飯にいろいろなものを混ぜると、意外と楽に10種類をクリアできます。

賀川漢方クリニックのホームページでお弁当ブログをはじめました。興味のある方はぜひのぞいてみてください。

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ポークカレー

ポークカレー

ご飯:白米、押し麦、黒豆

おかず:豚肉、ジャガイモ、にんじん、たまねぎ、カレー、えのき、ブロッコリー、赤ピーマン

デザート:りんご

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豚肉野菜炒め

今日のお弁当は豚肉野菜炒め

ご飯:白米、玄米、黒豆、梅干、アサリの生姜煮、鮭ふりかけ

おかず:豚肉、小松菜、にんじん、エリンギ

デザート:キウイフルーツ

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蒸し鶏のネギ生姜にんにくソースがけ

ご飯:白米、玄米、黒豆、アサリの生姜煮、ごま塩、梅干

おかず:蒸し鶏にネギ生姜にんにくを刻んでしょうゆとすし酢と片栗粉をひと煮立ちさせたものを絡める。ブロッコリー、赤ピーマン、しいたけをゆでたものを添える。

デザート:パイナップル

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豚野菜炒め

豚野菜炒め

ごはん:玄米白米ミックス黒豆ごはん、海苔、梅干、シジミしょうが佃煮、茶福豆甘煮

おかず:豚薄切り肉、赤ピーマン、しいたけ、小松菜、の炒め物

デザート:梨

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塩鮭とブロッコリーとかぶ

塩鮭とブロッコリーとかぶ

ごはん:玄米白米ミックス黒豆ごはん、海苔、梅干、シジミしょうが佃煮、茶福豆甘煮

おかず:焼き塩鮭、ブロッコリーとかぶのスライスをゆでたもの

デザート:梨

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アレルギー性鼻炎と漢方

アレルギー性鼻炎、苦しいですよね。せっかくの良い天気も美しく咲き乱れる花々も楽しむ気持ちになれないものです。

透明な鼻水がたくさん出て涙やくしゃみがよく出るタイプの人には、からだを温めて余分な水分を追い出す作用のある麻黄附子細辛湯という漢方薬がよく効きます。漢方薬は効き目が出るのに時間がかかると思っていらっしゃる方も多いと思いますが、日本の漢方医、山本巌先生(-2001)はお医者さん相手の講演にこの漢方薬を持っていって、「アレルギー性鼻炎の方はいらっしゃいますか?」とたずね、粉末をその場で飲んでもらい、くしゃみは5分、鼻が痒い、鼻水が出るなどの症状は15分くらいで止まるのを観察されたそうです。漢方が早く効くことだってあるんです。

坂東正造 漢方治療44の鉄則(2006) メディカルユーコン

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エビデンスベーストメディスンと漢方

目の前の患者さんに最も効果的な治療法を選ぶ際に、科学的な方法によって得られた証拠(エビデンス)を根拠に選ぶことをエビデンスベーストメディスン(EBM)といいます。日本ではEBMが漢方の分野にも取り入れられるようになって来ました。漢方の処方はもともと古くからの言い伝えにしたがって行われてきましたが、それらの言い伝えの正確さを確認することと、西洋医学の教育を受けてきた医師でも漢方薬が効果的に使えるようにすることを目的としたものです。例えば80人の片頭痛患者に呉茱茰湯という片頭痛に最もよく使われる漢方薬を服用してもらい、効いた人57人と効かなかった人23人に分類しました。効いた人たちが共通して持っていた症状や医学的所見は何だったのか、を解析したところ「他覚的足の冷え」「胃内停水」「わき腹の痛み」「へその付近の圧痛」「腹部動悸」という5つの所見がある人たちに呉茱茰湯が有効だったことがとわかりました。古くからの言い伝えにあった「吐き気」はそれほど重要でないことがわかりました(1)。このように科学的な方法を使うと、流派の壁を越えて公平にどの漢方薬がどんな人に効くのか評価することができるので、今後どんどん進めていってほしい研究のひとつであると私は思います。

(1)日東医誌 Vol.58 No.6 1099-1105 (2007)

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便秘からくる頭痛

便秘を放っておくと頭痛が起こることがあります。便秘には従来痙攣型と弛緩型の2つのタイプがあるとされてきましたが、最近札幌の時計台記念病院の宇野良治先生により、大部分の難治性便秘はじつは痙攣と弛緩が共存する混合型であることがわかってきました。また昭和の漢方の名医、大塚敬節先生のご子息、大塚恭男先生はそれら3タイプの便秘に対応する漢方を独自に考案されました。

痙攣型はころころ便または鉛筆のような細い便、下痢便秘を繰り返す、腹痛、残便感がある、などを特徴とし、腸の筋肉の緊張を緩める作用のある小建中湯という漢方薬が有効です。弛緩型は硬く太い便、便意を感じない、お腹が張る、腹痛はない、などを特徴とし、腸のぜん動運動を促進する働きのある大建中湯という漢方薬が有効です。混合型は痙攣型と弛緩型の両方の特徴をあわせもつので、小建中湯と大建中湯を混ぜた中建中湯が有効であることが示されました。

下剤の中にはよく飲みつづけるとだんだん量を増やさないと効かなくなってくるものがあり、特に大黄やセンナの入った下剤では長期間の使用を控える注意が必要となりますが、小建中湯、大建中湯の中にはそれらの成分が入っていないので使いやすいといえます。

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雨の日の頭痛

雨続きの週がやっと終わり、今週はいいお天気ですね!雨降りの日に頭痛がする、雨が降る直前に頭痛が始まるという人がよくいます。日本の漢方研究者たちによるとこういうタイプの頭痛の人に五苓散をのんでもらうと9割以上の人に有効だったそうです(1)。五苓散は中医学ではおもに「水毒」の排出に用いられる方剤ですが、漢方ではその応用範囲は非常に広く、子供の急性の下痢嘔吐から脳浮腫、三叉神経痛、帯状疱疹、脳髄液減少による頭痛にいたるまでさまざまな症状の改善に効果をあげています。雨の日に頭が痛くなる方、賀川漢方クリニックにご相談ください。

(1) 漢方の臨床 52巻 12号 (2005)

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目に効く漢方

苓桂術甘湯は中医学の教科書によると胸の閉塞感、痰が出やすい、めまいなどの症状に効く方剤とされています。しかし日本漢方の基礎を築いた吉益東洞(よしますとうどう、1702-1773)とその弟子たちはこの方剤を水分代謝の異常によって起こる眼病に用いてよい結果を得ています。吉益東洞の治験録には次のような治験例があります。ある僧が目が悪いけれども見えないわけではない。ただ物を長く見ていると大小無数の四角いものや丸いものが現れ、それが消えると錐で目を刺されるような激しい痛みが起こる。この症状が3年も続いている。といって治療を求めてきた。吉益先生が診察すると上気して筋肉の痙攣がある。そこで苓桂術甘湯に川芎と大黄を加えたものを与えると数十日で治った。ということです。現代の漢方の名医の一人である藤平健先生は慢性軸性視神経炎の患者49人にこの方剤を使用し、95.5%に視力の好転が見られたと報告しています(1)

(1) 藤平健 「日本眼科学会雑誌」55巻4号

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三叉神経痛に五苓散

三叉神経痛の治療に五苓散を初めて使ったのは昭和の漢方の名医、大塚敬節先生(1900-1970)であるといわれている。

隣家の女中さんが顔面の左半分がひどく痛むと言って来院した。脈は浮小で、三叉神経の第1枝に沿って痛む。葛根湯を2日分与えたが、効がない。香芎湯を2日分与えたが、効がない。ところがその頃から、強い口渇を訴えるようになった。小便もとても少なく1日に1-2回だという。そこで口渇と尿の減少と頭痛を目標にして五苓散を与えた。2日分でほとんど痛みがとれ、4日分で全治した。

症候による漢方治療の実際 第5版 大塚敬節著 南山堂 p。31 より抜粋

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長年の片頭痛が呉茱茰湯で治癒ー1

42歳の女性。色白で中肉中背、若い時から頭痛もちで最近は特にひどくなり、月経の後に特に悪い。頻度は一月に1-2回。頭痛が右側に起こる時は特に症状が激しく嘔吐を伴う。2日間は何も食べられない。大便は一日一行、月経も順調、腹診は心下やや痞硬。呉茱茰湯を処方され飲むと首も凝らず頭痛も起こさなくなった。3週間飲んで多年の片頭痛を絶つことができた。

症候による漢方治療の実際 第5版 大塚敬節著 南山堂 p。24-25 より抜粋

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